男女問わず活かせる会社に
女性の役職者が増え、組織に女性の視点も加われば、
産休育休のスタッフがいてもチームで生産性をあげていければ、
女性の視点をサービスや商品開発に活かすことができれば、
企業は成長し、業績はあがります。
とはいえ、女性活躍推進を社内で進めていくためには、
何をどのようにしていけばいいのでしょうか。
女性活躍推進を社内で進めるにあたってのポイント、それは、
会社・上司・女性社員の「三位一体で進めていくこと」です。
会社(人事の方)が制度を整えたり、取り組みを進めるだけでもうまくいきません。
上司の方が理解し、女性社員さんの力も戦力にしようと頑張るだけでもうまくいきません。
女性社員さんがやる気高く働かれるだけでもうまくいきません。
これは、女性活躍推進に限らず、何事においても大事なポイントですね。
その中でもまず第一に大切なのは、社内への発信です。
社内への発信ができていなかったり、正しく伝わっていなかったりすると、
取り組みは大変進みづらくなります。
発信のポイントは3つです。
1.トップの方自らが発信すること
社長が、会社の方針の一つとして考えているのだということを示すことです。
日産や、ユニクロや、また当社のお客様の会社でも女性活躍推進が結果に繋がっている企業では、
社長が取り組みに対する思いや必要性についてのメッセージを発信されています。
これにより、会社の本気度を示すことができます。
2.目的を正しく発信すること
女性活躍推進を取り組むにあたり、
・なぜ女性だけなんだ?
・それって女性にだけ甘くするということか?
・日々忙しく売上をあげないといけないのにそんなことやってられない
・男性はどうなるんだ?男性だって一緒じゃないか
こういった声は、少なからず現場で聞かれると思いますが、
それでは方針に掲げても、現場ではなかなか取り組みは進みません。
女性だけではなく、
男女問わずやる気のある人が活躍できる会社になるために行うのだということ。
育児休業だけではなく、今後男性にも女性にも起こりうる介護休業にも
対応していく会社になるのだということ。
など、会社全体にとって、会社が今後競争力を高め成長し続けるために、
大事なことなのだという本来の目的を伝えることが大切です。
3.女性社員さんが活躍することで描ける未来を発信すること
自社で女性社員さんが活躍することによって、どのような効果があるのでしょうか。
ここがぼんやりして、なんとなくでは現場の皆さんには響きません。
女性社員さんが自社で活躍することで、
・女性視点で考えたサービスを事業に活かせるようになるのでしょうか
・結果として更に売上があがる状態が描けるのでしょうか
・女性の役職者が増えると、そこを目指す若手女性のモチベーションアップになるのでしょうか
・男女問わずやる気のある人が活躍出来る組織になり新卒採用が有利になるのでしょうか
未来像を具体的に伝えて頂くことが大切です。
伝え方は、朝礼でも、社内の全体会議でも大丈夫ですが、
全体に向けて発信できる場で、
定期的に伝えていくことが重要なポイントになります。
では、その先はどうしていけばいいのか、
どんなステップで取り組めばいいのか、
他社はどんな風に取り組まれているのか、
具体的なポイントや方法については、
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